みぞおち・横隔膜ほぐしで自律神経を整えよう‼︎
ストレスにさらされつづけたり、パソコンやスマホに集中し悪い姿勢のまま長時間過ごすと、筋肉が固まって横隔膜の動きが悪くなり、
横隔膜の動きが悪くなることで呼吸が浅くなると、身体の疲れがなかなかとれなかったり、イライラしたり、不眠になったりと身体にさまざまな不調が現れてきます。
そもそも「みぞおち」「横隔膜」って?
みぞおちのおよその位置はわかっても、横隔膜と言われると具体的にどのあたりを指すの?とよく知らない方もいるのでは?
みぞおちと横隔膜、そしてその2つが起こす影響について詳しく解説!
みぞおちとは…
ろっ骨とろっ骨の中央にある窪んだ部位にあり、胃に問題が起きている時に違和感や痛み、食べ過ぎて調子が悪いなと思ったときに感じるあの場所辺りです。
みぞおち奥の腹腔神経叢(ふっくうしんけいそう)には多数の交感神経が走っており、大事な神経叢がたくさん横隔膜に張り付いています。
みぞおちが固いと横隔膜の働きが弱くなり、呼吸が浅くなり色々な不調に繋がります。
横隔膜とは…
横隔膜があるのは、胸郭の下の肋骨(ろっこつ)にくっつき、みぞおちの奥にあり、ろっ骨の下にあるドーム状の筋肉のことです。
横隔膜は呼吸にかかわる器官で、息を吸うと下がり、吐くと上がる動きを繰り返すことで肺が膨らんだり縮んだりして呼吸ができます。
体の最も奥にあるインナーマッスルである横隔膜をほぐすことで、深い呼吸が得られ、自律神経のバランスが整って血行などが改善します。
みぞおち・横隔膜の働きが起こす6つの影響
筋肉と体幹
横隔膜は色々な筋肉との中継点であり、真裏にある背中の筋肉や、股関節や大腰筋も腰のあたりで繋がっており、どちらかが硬くなるともう一方も硬くなってしまい運動機能に悪影響を与えたり、色々な不調に繋がってしまいます。
筋肉が固まり弱ると、運動時にケガをしやすくなり、血液循環も悪くなると疲労物質が蓄積して腰痛や肩こりを生じ、姿勢が崩れ、猫背や内臓下垂を引き起こし下腹ぽっこり、更には膝の痛みの原因にもなります。
ダイエット
横隔膜が硬くなると、呼吸が浅くなり肺に取り込める酸素の量が減ってしまうと、全身に血と酸素が届かなくなると脂肪の燃焼が下り代謝が落ちて、その結果太りやすくなります。
横隔膜が柔らかくなると呼吸が深くなり代謝も上がり、内臓の働きも良くなり、自律神経のバランスも整えてくれるので暴飲暴食も抑えてくれダイエットに効果的です。
内臓機能
精神的なストレスや暴飲暴食・飲酒や喫煙などの生活習慣による胃の炎症などで、みぞおちはキリキリと痛むことがあります。
みぞおちの奥に横隔膜あり、横隔膜はほぐして上下しやすくすると自然と内臓を刺激し血流が良くなり、胃腸や肝臓などの内臓機能がアップし、消化器疾患系の不具合も緩和します。
みぞおち周辺には血流を良くするツボや、胃や肝臓の働きを活性化するツボもあり、刺激すれば二日酔いや悪酔いの予防にも良いです。
むくみ・冷え症
横隔膜は血液を全身に送る心臓のサポートをする働きもしているので、動きを良くすると血行が良くなり、むくみや冷え性などの不調改善にも繋がります。
免疫力
硬化して動きが悪くなった内臓と横隔膜がほぐれると呼吸が楽になり、体全体の血流もアップし疲労解消&不調改善効果で体が軽くなり、呼吸が深くなると免疫力も上がります。
睡眠
みぞおち奥の腹腔神経叢には多数の交感神経が走ってます、固くなると自律神経が乱れ色々な身体の不調に繋がります。
特に睡眠には「副交感神経」が深く関わっているので、ほぐすことで副交感神経が優位に働き、身体の緊張がほぐれる事で深い睡眠になり、しっかりと眠ることで心と身体の不調を改善に導きます。
体調 | 交感神経(活動) | 副交感神経(休息) |
---|---|---|
気分 | 緊張・興奮 | リラックス |
血圧 | 上昇 | 下降 |
体温 | 上昇 | 下降 |
筋肉 | 緊張 | 弛緩 |
呼吸 | 早い | ゆっくり |
消化 | 抑制 | 活発 |
発汗 | 増加 | 低下 |
血管 | 収縮 | 拡張 |
不眠・寝不足に効くツボ3選
❶膻中(だんちゅう)
左右の乳頭の中央のみぞおちの少し上。
「気会」とも呼び気が集まる場所でもあります。
イライラや不安感のある時や精神的ストレスや不眠症の解消に効果的。
❷巨闕(こけつ)
みぞおちのすぐ下にあります。
精神疲労やイライラを鎮めるのに効果的。
食欲不振・胸焼け・消化器疾患全般・肩こり・首の痛み・頭痛にも効果があり。
❸期門(きもん)
左右の乳頭の下の肋骨辺りにあります。
血液や水分の流れをスムーズにして胃腸の不快感を改善、気の巡りを良くするツボです。
お酒を飲みすぎた時にもオススメ!!
横隔膜が硬いと代謝が落ちるって知ってる?
代謝を上げたい、やせたい、不調を改善したい、と思っている人には、横隔膜を柔らかくする『みぞおちほぐし』が効果的。
横隔膜が硬い人は・・・
- 太りやすい
- 肩こり、腰痛になりやすい
- 寝不足や疲れがとれにくい
- 胃腸の調子が悪い
- 運動をすることが億劫になる
- 自律神経失調症
※注意:狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気が隠れていることもあるので、痛みが酷い人はまず病院へ!
まとめ
みぞおちをほぐすことで横隔膜が緩み深い呼吸ができる。
それに伴ってインナーマッスルを使いやすくなり姿勢が整います。
姿勢が整うことで、身体の筋肉をバランス良く使うことができるようになります。
このように生きるために必要な機能を助ける働きをしている『横隔膜』は身体のほぼ中心に位置する大きな筋肉です‼︎
しっかりほぐして不調を改善して元気な身体を取り戻しましょう。
コメント