リンパ節は800個以上、体のいたるところにありますが…
その中から厳選8選を解説!
リンパをほぐす事で色々な不調原因を軽減できます!
そもそもリンパって何?
リンパには大きく分けて3つの役割があります。
①浄化システム
リンパ液は身体中をパトロールしています。
各所にあるリンパ節はフィルターの役目があり、バイ菌やウイルスが心臓に戻らないよう浄化しています。
②免疫システム
体内に侵入したバイ菌やウイルス、腫瘍細胞を撃退します。
細胞の残骸を処理し身体を守っています。一度侵入したウイルスの抗体を作り、次の侵入に備えます。
③排泄システム
体中の細胞の残骸や老廃物を集め、腎臓や肝臓などの器官を経て、主に尿や汗で身体から排泄します。
「リンパ液」とは?
「リンパ液」は、体内に蓄積された老廃物や病原体を回収しながら 「リンパ管」を流れています。
いわば身体の『下水管』のようなもの!
※リンパ液は筋肉を動かすことで循環します。
「リンパ節」って?
「リンパ節」とは、集まってきたリンパ液の汚れをろ過してキレイにする フィルターのような役割の重要な場所。
下水から集まった汚れを キレイにする『下水処理場』のような役割です。
※免疫機能を発動する関所のような役割もします。
主なリンパ節
頚部(けいぶ)リンパ節
頭部のリンパの流れを司ります。
体全体の弱りの反応としても張りが出てくることがあります。
主に頭痛・歯の痛み・寝違え・甲状腺ホルモン低下症(橋本病)甲状腺ホルモン過剰にでるバセドウ病などに影響をします。
鎖骨(さこつ)リンパ節
鎖骨のところにある、リンパ液が静脈にもどる最終出口です。
この部分を押さえて痛みがあるようでしたら、治癒力が落ちて万年肩凝りで猫背になってしまい、姿勢が悪くなります。
腋窩(えきか)リンパ節
ゆるめることで腕のだるみや肩こり、背中の張り、五十肩の痛み手のしびれの解消などが期待できます。
腸リンパ本幹
お腹をほぐすことで、呼吸や自律神経の調整と内臓機能の働きをあげます。
免疫の70%を司る重要な場所です。
鼠径(そけい)リンパ節
お腹から下半身にいくリンパが集まってくる場所です。
股関節痛や生理痛や婦人科系、下半身太りむくみやお尻のたるみなどの解消に効果があります。
膝窩(しつか)リンパ節
足や膝の痛み(変形性膝関節症)足のむくみ、冷え症の解消に効果があります。
体の不調や下半身太り・むくみ・冷えを解消するには…
下半身のリンパ節周辺の筋肉をほぐしてリンパの流れを良くしてましょう!
深部リンパマッサージのおもな効果
効果① 体に溜まった脂肪が落ちていく
体の老廃物が排出され、脂肪など余分なものを溜めない体になる。
効果② 肌がうるおい、弾力やツヤが増す
老廃物がなくなって血流がよくなり女性ホルモン・成長ホルモンが活性化。
肌に栄養が補給され、肌ツヤアップ!
効果③ 代謝が上がり自然とやせる体になる
詰まりがとれることで深い呼吸が可能になり、エネルギー消費量が上がる。
効果④ 生活習慣病が予防できる
詰まりがとれると血液がサラサラになって免疫力が上がり、糖尿病や高血圧などの予防になる。
効果⑤ 運動能力が上がる
老廃物がなくなると筋肉や関節の動きがよくなり、体の可動域が広くなるので、運動能力がアップする。
不調改善・体スッキリ!!自分でできる下半身リンパマッサージ
※リンパを流す時は骨のキワを沿うように流しましょう!
矢印に沿って流していくと、より効果UP♪
みぞおち・肋骨下
代謝upや消化器疾患系の不具合を緩和させるには…
みぞおちをグリグリと解し、ろっ骨下を添わせながら脇腹まで流す。呼吸が楽になり、血流が良くなり、胃や肝臓の働きを活性化するツボも多くあります。
鼠蹊部(そけいぶ)
腰骨から足の付け根をほぐし「鼠径(そけい)深部リンパ節」まで押し流すと腸へのリンパの流れが加速し老廃物や脂肪を排出。
全身の血流も促進!
お腹
おへそ周りには太い血管やリンパや筋肉が集まってます。
脂肪の奥をグリグリとほぐすと血流が改善、お腹に溜まった老廃物や脂肪が押し流され冷えやむくみも改善!
脚
足痩せだけでなくむくみの解消や血流も良くなることで様々な体調不良改善にも◎
張っている部分や足全体をほぐしながら鼠蹊部まで流しましょう。
くるぶし周り
足首やくるぶし周りは女性に良いツボが多く、クルクルと解しながらマッサージすることで、血液やリンパの流れを促進し老廃物の排泄を促し、むくみ・冷え性・疲労を改善。
こんな時はリンパマッサージNGです!
- 熱がある
- 生理中
- 風邪
- 妊娠中
- 胃腸の調子が悪い
- 悪性腫瘍がある
- 循環器系に疾患がある etc…
体調不良時は細菌類が全身に巡りやすくなってしまいます。
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