現代人の約8割が発症しているといわれるこの「スマホ首」はもはや現代病といえます。
人間の頭の重さはスイカ1玉ほどの重さ、だいたい4~6Kgと言われています。
スイカを持った事あったら分かると思いますが、首でスイカを支えているということは、普段から首には相当な力がかかっていることが想像できますよね。
正常な首は、頸椎(けいつい)がゆるやかなカーブを描いていることで、頭の重さを分散する役割を担っています。
この頸椎のカーブが消失した状態が「ストレートネック」で、この状態で頭を支えるには、首の前側にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」や首の頸椎まわりの筋肉や背骨にかなりの負荷がかかってしまいガチガチに固まってしまうのです。
ストレートネックには大きく2つある
ストレートネックは、
「筋性のストレートネック」と「骨性のストレートネック」の
大きく2つに分けられます。
「筋性のストレートネック」は、悪い姿勢を長時間続けることで筋肉がこわばってストレートネックになり。
「骨性のストレートネック」は、頚椎が押しつぶされたり、頚椎同士の隙間が狭くなったりと、頚椎そのものが変形してストレートネックになる場合を指します。
「筋性のストレートネック」が悪化して椎骨や椎間板に影響が出ることで生じます。
ストレートネックでガチガチな状態になってしまう原因は色々
ストレスによる緊張、エアコンによる冷えなどといわれますが…
ストレートネックは日頃の姿勢によるもので、生まれつきの体質ではないそうで、若年層をはじめ幅広い年齢層で見られる症状です。
スマホ首の原因は、なんといっても「スマホを使う姿勢」!
長時間のスマホやパソコン作業をずっと同じ猫背の姿勢を続けることで、筋肉がどんどん凝り固まって「スマホ首」に陥り、下記の症状の引き金となります。
放っておくとかなり怖い「スマホ首」
スマホ首の影響
スマホ首になると、 胸鎖乳突筋が凝り固まってしまい、首を前に傾ける動作や、肩を下げる動作がつらくなるだけではなく…
- めまい
- 目の疲れ
- 耳鳴り
- 自律神経失調症
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
- 顎関節症
- ストレス神経圧迫による痺れ
- 首の可動不足
- 呼吸困難
- 猫背
- 腰痛 etc…
などの影響が出るだけでなく、最悪の場合はヘルニアになってしまうこともあります。
また、ほうれい線・首のしわ・顔まわりのたるみといった美容面にも悪影響を及ぼし、
精神面では、自律神経失調症になったり、うつを引き起こしたりするなど心に影響を及ぼす場合もあります。
スマホ首チェックをしてみよう‼︎
- スマホを使っているときに首コリや肩コリ、腰コリを感じる
- スマホを扱っているとき息をするのを忘れている
- 鎖骨まわりが浮腫んでいる
- 首が固まって上を向くのがキツい
- 気づいたら長時間同じ姿勢を続けてる
- こめかみが固くて頭痛がする
- 目のかすみや疲れやすくドライアイである
- 猫背で肩が内側に巻いている
- 脇がコリ固まって凸っている
- 1日5時間以上スマホやパソコンを使っている
- 身体が疲れやすいと感じ怠くてやる気が起きない
- スマホを枕元に置いて寝る
- 眠りが浅く睡眠不足を感じることが多い
意外と皆、スマホ首で胸鎖乳突筋が固まっているんです!
スマホ首改善‼︎胸鎖乳突筋ほぐし

「胸鎖乳突筋」とは?
耳の下あたりの後頭部から鎖骨を斜めにつなぐ筋肉です。
首の左右に一本ずつあり、首を横に向けると、斜めに浮き上がって見える太い筋肉が胸鎖乳突筋です。
首の前で頭の重さを支え、首を回すときに使われています。
ここをほぐすことで老廃物が流れやすくなり、スマホ首改善へ!